あらすじ
コミック アース・スターにてコミカライズ連載開始!
「それでは参りましょう、矜持の戦の最終章へ」
侯爵家長女、アリアレイン・ハーゼン。
彼女は謂れのない罪により、追放刑に処された。
アリアレインはそれを侯爵家への宣戦布告とみなし、
研いでいた牙を王家へ向ける。
「“王家の番犬”――そうね。でも、仕える主が相応しくなければ、
噛みつくのも仕方ないわよね?」
アリアレインの策略に翻弄されながらも、
王室も侯爵家を追い詰めるための策を次々と講じていく。
王室側の地盤が徐々に確固としたものになり
味方を多くつけたものの、
アリアレインを完全に封じるためのあと一歩が足りない。
しびれを切らしたエイリークは、
王家が持つ最大の一手を最後に繰り出した。
「“王の影”を動かし、アリアレインを誅殺せよ」
侯爵家の矜持と王家の威信をかけた前代未聞の逆襲劇、ついにフィナーレへ――
登場人物紹介
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アリアレイン・ハーゼン
完璧な淑女として名高い侯爵家の令嬢で、王太子の元婚約者。王家から謂れのない罪を着せられたことにより、苛烈な行動で周囲を翻弄させる。
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アーヴェイル・メイロス
アリアレイン付きの従士で、護衛兼補佐役。常にアリアレインのために動き、行動を共にしてきた。お嬢様第一主義。
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エイリーク・ナダール
サンサール王国王太子。床に臥した王の代わりに執務を行っている。アリアレインの元婚約者で、現クラウディアの婚約者。
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クラウディア・フォスカール
ルドヴィーコの娘であり、エイリークの現婚約者。アリアレインのあまりにも過激な行動に恐怖心すら抱き、このままにしておけないとエイリークと共に婚約破棄騒動を引き起こした。
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ルドヴィーコ・フォスカール
クラウディアの父。家族のためならなんでも頑張れるものの、今回のことは完全に想定外で、今後に不安を抱いている。
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クルツフリート・ハーゼン
アリアレインの弟であり、よき理解者。アリアレインの計画実行のため、レダン子爵と協力関係を結ぶ大役を担った。
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ランドルフ・ハーゼン
国境の要とされているマレス領の現領主。アリアレインとクルツフリートの父でもある。
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ロザリエ・レグステア
ブロスナー侯爵夫人。社交界において、圧倒的な影響力をもつ。
店舗購入特典
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【初回版限定封入 購入者特典】
「女侯爵アリアレインの静養」
目が覚めたアリアレインは、なぜか暖かい布団に包まれ天井を見上げていた。頭も体もひどく重く、なぜ自分がこうしているのかぼんやりと思いだす。そんなアリアレインの熱い額に、ひんやりとした大きな手が触れてきて――
【電子書店共通特典 ※BOOK☆WALKER除く】
机に向かって仕事を片付けていたアリアレインは、アーヴェイルにまだ残っている案件を聞く。内容を確認したアリアレインはため息をつき、自身の過去を振り返る――
このシリーズの刊行タイトル
侯爵令嬢アリアレインの追放 上
著者:しろうるり イラスト:RAHWIA
発売:2025年3月3日(月)
※地域によっては発売日が遅れる場合もあります。
定価:1,430円(税込)
「それでは始めましょう、前代未聞の逆襲劇を」
WEB版から全編大幅加筆!
第6回アース・スターノベル大賞ルナ佳作受賞作!
ハーゼン侯爵家の長女アリアレインは、王太子の婚約者として日々執務に励んでいた。
愛のある結婚ではなくとも、国のためを思って、お互いに良きパートナーになれると信じて。
しかし突然の婚約破棄と断罪により、アリアレインは国外追放となる――はずだった。
追放刑の執行前に与えられた3日間の猶予の間に、
アリアレインは忽然と姿を消した。使用人、家財、兵、屋敷、すべてを引き払って。
「あの男は、わたしと父上と、侯爵家を侮ったのよ」
様々な思惑が交錯するなか、アリアレインの前代未聞な逆襲劇が幕を開ける――
侯爵令嬢アリアレインの追放 中
著者:しろうるり イラスト:RAHWIA
発売:2025年7月1日(火)
※地域によっては発売日が遅れる場合もあります。
定価:1,430円(税込)
第6回アース・スターノベル大賞ルナ佳作受賞作、待望の中巻!
コミカライズ企画進行中!
「それではお見せしましょう、運命を切り拓く反撃の一手を」
謂れのない罪で追放刑に処されたアリアレインは、
侯爵家を侮られたことに激怒し叛旗を翻す。
アリアレインが一晩のうちに撒いた謀の種は大きく根を張り、
その影響は王室に絡みつくようにじわじわと広がっていった。
王太子エイリークは振り回されながらも対応するが、
アリアレインの策略に絡め取られてゆく。
王室を混乱の渦に陥れながら、
アリアレインはマレスへと向かう航海を続けていた。
次なる一手をすでに用意していたアリアレインは、
弟クルツフリートに華麗な笑みを浮かべる。
「私の打つ手はあのひとつだけじゃないのよ――やってくれるわね?」
侯爵令嬢アリアレインの追放 下
著者:しろうるり イラスト:RAHWIA
発売:2025年11月4日(火)
※地域によっては発売日が遅れる場合もあります。
定価:1,430円(税込)
「それでは参りましょう、矜持の戦の最終章へ」
侯爵家長女、アリアレイン・ハーゼン。
彼女は謂れのない罪により、追放刑に処された。
アリアレインはそれを侯爵家への宣戦布告とみなし、
研いでいた牙を王家へ向ける。
「“王家の番犬”――そうね。でも、仕える主が相応しくなければ、
噛みつくのも仕方ないわよね?」
アリアレインの策略に翻弄されながらも、
王室も侯爵家を追い詰めるための策を次々と講じていく。
王室側の地盤が徐々に確固としたものになり
味方を多くつけたものの、
アリアレインを完全に封じるためのあと一歩が足りない。
しびれを切らしたエイリークは、
王家が持つ最大の一手を最後に繰り出した。
「“王の影”を動かし、アリアレインを誅殺せよ」
侯爵家の矜持と王家の威信をかけた前代未聞の逆襲劇、ついにフィナーレへ――