定価:1,320円(税込)
姉のフローラは才色兼備かつ聖女候補。妹のカロリーナは地味で才能もない落ちこぼれ……そんなカロリーナのもとに隣国との関係調整のため第二皇子との縁談が舞い込む。ただし皇子は、野蛮で残酷無比と噂の人物。
「私でも役に立てるなら」と政略結婚を受け入れるカロリーナだったが、嫁いでみると人生が一変。噂に反して紳士的な皇子や皇后に正当に評価され、自分を認められるように。一方王国に残されたフローラは不調続きで――
もとセレスティア王国の公爵令嬢、今はマルコシアス帝国第二皇子エドワードの妻(妃殿下)。姉に虐げられていたが、嫁いでからは愛を知り人間として成長を遂げた。
マルコシアス帝国、第二皇子。『烈火の不死鳥団』団長でもある。カロリーナを深く愛している。
マルコシアス帝国第一皇子。マナ過敏性症候群を患っているが、カロリーナの治療によって再び自由を得、彼女を師匠と呼ぶように……
エドワードの補佐で、副団長。頭脳明晰で天才魔法師でもある。エドワードの幼なじみ。
伯爵令嬢で、カロリーナの侍女。冷静で寡黙な美人。
かつては問題児であったが、一連の騒動で改心する。カロリーナの護衛騎士。
セレスティア王国宰相。多忙かつぶっきらぼうなため、カロリーナへの愛情を表現していなかったが娘思い。
マルコシアス帝国、皇帝。魔法剣士として伝説的な武勇伝をもつ。
マルコシアス帝国、皇后。氷結魔法の使い手。無表情だが実は愛情深い。
サンチェス公爵家長女。次期聖女とも謳われ、あらゆる分野で優秀な成績を残すが、妹の前では残酷。