定価:1,320円(税込)
母の身分が娼婦だったため、王族なのに虐げられて生きてきたエレンディラ。
敵国アグドニグルに攻め入れられ、皇帝に「有益か、無益か」問われた彼女は
咄嗟に「陛下、プリンを召し上がりませんか!?」と提案。
前世日本人の知識を生かし、千夜、毎夜新しいメニューを
献上することを条件に、王族として自国の民を救う選択をするが……
前世は食堂勤めの日本人。敵国に攻め込まれたことがきっかけで記憶を取り戻す。現世のエレンディラの人格とないまぜだが、望みをかなえるためにも前世知識を駆使して料理にまい進していく意気込み。
アグドニグルの第四皇子(養子)。エレンディラを離宮で拾ったことがきっかけで彼女の夫として名乗りをあげる。以降、後見人的な立場で彼女を溺愛しながら見守る。
アグドニグルの皇帝。赤い髪、青い瞳。圧倒的なカリスマ性をもつ権力者。
アグドニグルの心療医。フェミニンな見た目にそぐわぬ言動が見られがちだが、職業柄慈愛に満ちた人格者。
アグドニグルで「賢者」と称される男。戦時の「通訳」として特殊能力を求められ、クシャナの側近として随行している。
作品中盤でエレンディラの護衛として召喚された雪の魔獣。もふもふ。